pub struct SuffixArray<T: Ord> { /* private fields */ }
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接尾辞配列。

文字列 $S$ の各接尾辞を辞書順でソートしたもの。 より正確には、$i$ ($0\le i\le |S|$) を $S[i\dots]$ をキーとしてソートした配列 $A$ である。

Idea

用語の定義など

文字列 $S$ について、 $S[|S|]$ には辞書順最小の文字が入っていると見なす。 また、$S[|S|+1]$ には辞書順最大の文字が入っていると見なしている気がする。

以下、$S[i\dots]$ を接尾辞 $i$ と呼ぶ。 また、例として文字列 GTCCCGATGTCATGTCAGGA$ を考える。

 G  T  C  C  C  G  A  T  G  T  C  A  T  G  T  C  A  G  G  A  $
 0  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

この文字列の接尾辞配列は次のようになる。

 20 19 16 11  6 15 10  2  3  4 18  5 17 13  8  0 14  9  1 12  7

S-type と L-type

まず、接尾辞に対して S-typeL-type を定義する。 接尾辞 $i$ が接尾辞 $i+1$ より辞書順で小さい (smaller) とき、接尾辞 $i$ を S-type であると言う。そうでない (larger) とき、L-type であると言う。長さが異なるので、等しくなることはないことに注意せよ。 なお、接尾辞 $|S|$ は S-type とする。 また、簡単のため、単に「$i$ が S-type である」などと言う。

$i$ ($0\le i \lt |S|$) について次が成り立つので、$|S|$ が S-type であることと合わせて、末尾から順に線形時間で求められる。

  • $S[i] \lt S[i+1]$ なら、$i$ は S-type。
  • $S[i] \gt S[i+1]$ なら、$i$ は L-type。
  • $S[i] = S[i+1]$ なら、$i$ と $i+1$ は同じ type。

LMS suffix と LMS block

$i-1$ が L-type であるような S-type の $i$ を、特に LMS (leftmost S-type) suffix と言う。$0$ は LMS ではないことに注意せよ。 また、LMS suffix を、次の LMS suffix(存在すれば)の開始位置で区切ったものを LMS block と呼ぶ。LMS block は次のようになる。

 G  T  C  C  C  G  A  T  G  T  C  A  T  G  T  C  A  G  G  A  $
 0  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
 S  L *S  S  S  L *S  L *S  L  L *S  L *S  L  L *S  L  L  L *S
      [------------]
                  [------]
                        [---------]
                                 [------]
                                       [---------]
                                                [------------]
                                                            []

バケット

接尾辞配列を再掲する。ただし、各 $i$ に対して、その type と $S[i]$ を併記する。 ただし、*S は LMS を表す。

 20 19 16 11  6 15 10  2  3  4 18  5 17 13  8  0 14  9  1 12  7
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L *S  S  S  L  L  L *S *S  S  L  L  L  L  L

同じ文字で始まる接尾辞が連続していることに気づく。この一連の部分をバケットと呼ぶ。 たとえば、19, 16, 11, 6 の部分を指して A のバケットと呼ぶことにする。

さらに、各文字のバケットにおいて、L-type が前半に、S-type が後半に来ていることにも気づく。 これは、$S[i] = S[j] = c$ であるような接尾辞 $i$ (L-type) と $j$ (S-type) を考えたとき、接尾辞 $i$ は $c$ が 1 つ以上続いた後に $c$ より小さい文字が現れ、 接尾辞 $j$ は $c$ が 1 つ以上続いた後に $c$ より大きい文字が現れることから従う。

Induced sorting

この操作により、LMS block のソート順を得ることができる。この操作では、部分文字列 $S[i\dots j]$ (inclusive) に辞書順最大の文字を連結したものを考え1、この $i$ をバケットに入れていく。$j$ については適宜説明する。ここでは、簡単のため $S[i\dots j]$ に辞書順最大の文字を連結したものを指して、単に部分文字列 $S[i\dots j]$ と呼ぶことにする。

まず、LMS suffix たちの添字 $i$ は得られているとし、それらを対応するバケットの 末尾に適当な順に入れる。このとき $j = i$ とする。

 20  -  6 11 16  -  -  -  -  2  -  -  -  -  8 13  -  -  -  -  -
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  - *S *S *S  -  -  -  - *S  -  -  -  - *S *S  -  -  -  -  -
20 $X
 - -
 6 AX
11 AX
16 AX
 - -
 - -
 - -
 - -
 2 CX
 - -
 - -
 - -
 - -
 8 GX
13 GX
 - -
 - -
 - -
 - -
 - -

バケットを前から走査し、部分文字列 $S[i\dots j]$ を見つけたとき、$i-1$ が L-type であれば、文字 $S[i-1]$ に対応するバケットの空きの先頭に $S[i-1\dots j]$ を入れる。

まず、この操作によりバケットに追加された部分文字列がソート済みであることを帰納的に示す。 初期状態では明らかにソート済みである。$S[i\dots j]$ を見て $S[i-1\dots j]$ を入れるとき、同一バケット内の L-type の各 $S[i'-1\dots j']$ に対して $S[i'-1\dots j'] \lt S[i-1\dots j]$ を示せば十分である(LMS については明らかなので)。 これは、$S[i'-1] = S[i-1]$ のとき $S[i'-1\dots j'] \lt S[i-1\dots j] \iff S[i'\dots j'] \lt S[i\dots j]$ であることと、$i'$ が $i$ より先に処理されているため $S[i'\dots j'] \lt S[i\dots j]$ であることから従う。

次に、L-type であるすべての $i$ がバケットに入っていることを示す。 $i+1$ が LMS であれば、定義から $i$ は L-type であり、これはバケットに入れられる。 L-type である各 $i$ について $S[i\dots j] \gt S[i+1\dots j]$ なので、 $i+1$ がバケットに入っているならば、$i$ もバケットに入れられる。

 20 19  6 11 16 10 15  -  -  2 18  5 17  -  8 13  9 14  1  7 12
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L  -  - *S  L  L  L  - *S *S  L  L  L  L  L
20 $X
19 A$X
 6 AX
11 AX
16 AX
10 CAX
15 CAX
 - -
 - -
 2 CX
18 GA$X
 5 GAX
17 GGA$X
 - -
 8 GX
13 GX
 9 TCAX
14 TCAX
 1 TCX
 7 TGX
12 TGX

次に、バケットから LMS を取り除き、逆順から同様の操作を S-type について行う。 すなわち、バケットを後ろから走査し、部分文字列 $S[i\dots j]$ を見つけたとき、 $i-1$ が S-type であれば、文字 $S[i-1]$ に対応するバケットの空きの末尾に $S[i-1\dots j]$ を入れる。

L-type のときと同様の議論から、すべての S-type の $i$ がソート順で得られることがわかる。 S-type と L-type の性質から、すべての $i$ についてソート順で得られたことになる。

 20 19 16  6 11 10 15  2  3  4 18  5 17  8 13  0  9 14  1  7 12
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L *S  S  S  L  L  L *S *S  S  L  L  L  L  L
20 $X
19 A$X
16 AGGA$X
 6 ATGX
11 ATGX
10 CAX
15 CAX
 2 CCCGAX
 3 CCGAX
 4 CGAX
18 GA$X
 5 GAX
17 GGA$X
 8 GTCAX
13 GTCAX
 0 GTCX
 9 TCAX
14 TCAX
 1 TCX
 7 TGX
12 TGX

各 LMS $i$ に対応する部分文字列が LMS block と等しくなることは簡単に示せて、 以上より LMS block のソート順が得られることがわかった。なお、初めに LMS をバケットに入れるときにソート順に入れていれば、$j = |S|$ としても同様の議論ができ、接尾辞配列が得られる。

アルゴリズムの概要

まず、$S$ を末尾から走査し、type を求める。

 G  T  C  C  C  G  A  T  G  T  C  A  T  G  T  C  A  G  G  A  $
 0  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
 S  L *S  S  S  L *S  L *S  L  L *S  L *S  L  L *S  L  L  L *S

次に、LMS を出現順にバケットの末尾に置いて induced sorting を行う。

 20  -  6 11 16  -  -  -  -  2  -  -  -  -  8 13  -  -  -  -  -
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  - *S *S *S  -  -  -  - *S  -  -  -  - *S *S  -  -  -  -  -
 20 19  6 11 16 10 15  -  -  2 18  5 17  -  8 13  9 14  1  7 12
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L  -  - *S  L  L  L  - *S *S  L  L  L  L  L
 20 19 16  6 11 10 15  2  3  4 18  5 17  8 13  0  9 14  1  7 12
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L *S  S  S  L  L  L *S *S  S  L  L  L  L  L

これにより、LMS block の正しいソート順が得られる。 *S の添字を得られた順に並べると 20 16 6 11 2 8 13 となり、対応する LMS block を順に並べると次のようになる2

$ AGGA$ ATG ATG CCCGA GTCA GTCA

これはソート順で得られているので、隣同士の要素を比較するだけで、各要素の順序づけがわかる。 等しい要素があることに注意せよ。

 G  T  C  C  C  G  A  T  G  T  C  A  T  G  T  C  A  G  G  A  $
 0  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
 S  L *S  S  S  L *S  L *S  L  L *S  L *S  L  L *S  L  L  L *S
      [----------][----][-------][----][-------][----------][]
                 3     2        4     2        4           1 0

この順序づけによってできる列 (reduced string) 3 2 4 2 4 1 0 の接尾辞配列は 再帰的に SA-IS によって求めることができ、6 5 3 1 0 4 2 となる。

LMS block たちをそのまま連結させると境界部分の文字が重複するのが気になる。 reduced string 中にも暗黙にそれらの重複があるが、それが許されることに触れておく。 等しいペアについては、重複の 1 文字目で等しければ 2 文字目でも等しいので、 辞書順比較には影響しない。等しくないペアについて、$ 以外の LMS block の形は SS..SLL..LS であり、最悪時でも片方に LS が現れた時点で大小関係が決まるので、 重複部分まで走査されることがない。

これを元の文字列に対応させることで、LMS suffix のソート順が 20 16 11 6 2 13 8 であるとわかり、これを用いて再度 induced sorting を行う。

 20  - 16 11  6  -  -  -  -  2  -  -  -  - 13  8  -  -  -  -  -
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  - *S *S *S  -  -  -  - *S  -  -  -  - *S *S  -  -  -  -  -
 20 19 16 11  6 15 10  -  -  2 18  5 17  - 13  8 14  9  1 12  7
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L  -  - *S  L  L  L  - *S *S  L  L  L  L  L
 20 19 16 11  6 15 10  2  3  4 18  5 17 13  8  0 14  9  1 12  7
  $  A  A  A  A  C  C  C  C  C  G  G  G  G  G  G  T  T  T  T  T
 *S  L *S *S *S  L  L *S  S  S  L  L  L *S *S  S  L  L  L  L  L

これにより、所望の接尾辞配列が得られる。

再帰の base case は、列の各要素が distinct な場合で、逆順列が接尾辞配列となる。 連続して LMS suffix が現れないことと、先頭位置は LMS にならないことから、 reduced string は元の文字列の半分以下の長さになることがわかる。 よって、長さ $n$ での計算量を $T(n)$ とおくと、$T(1) \in O(1)$ より次のようになる。 $$ T(n) \le T(n/2) + O(n) \in O(n). $$

パターン検索

パターン文字列 $T$ の $S$ における出現位置を検索する。

範囲 $[0\dots |S|]$ を接尾辞配列 $A$ 上で二分探索する。 これは、$S[A[i]\dots]$ が $i$ に対して単調増加であることから可能。 境界の両端を求めることで全列挙したり、片側のみを求めてパターンの有無のみを調べたりできる。

Complexity

入力中の文字の種類を $\sigma$、文字列長を $n$ とする。 SA-IS を用いて構築するため、前処理は $O(\sigma\log(\sigma)+n)$ 時間。

todo!() String なら $O(\sigma+n)$、[T] なら mapping に時間がかかって $O(n\log(\sigma))$ っぽそう。値の範囲が 0..n に収まるような [usize] に対しては $O(n)$ でできるから、追記かも。

検索は、パターン長を $m$ として $O(m\log(n))$ 時間。

References

  • Nong, Ge, Sen Zhang, and Wai Hong Chan. “Two efficient algorithms for linear time suffix array construction.” IEEE Transactions on Computers 60, no. 10 (2010): 1471–1484.
  • Ko, Pang, and Srinivas Aluru. “Space efficient linear time construction of suffix arrays.” In Annual Symposium on Combinatorial Pattern Matching, pp. 200–210. Springer, Berlin, Heidelberg, 2003.

See also

CS166。 差分スライドの関係でページ数がめちゃくちゃ多くて重いので注意。軽いのは こっち


  1. よくある説明では suffix $S[i\dots]$ だと思いますが、 それだと納得のいく説明ができなかったのでこういう説明になりました。 「LMS suffix がソート順に並んでいるときに IS をすると SA が得られます」というのが示されたあと、適当な順で LMS suffix を入力して IS を実行されると、もやもやします。 

  2. $ で始まる <pre> がシェルスクリプトではない例。 

Implementations§

source§

impl SuffixArray<u8>

source

pub fn from_bytes(buf: Vec<u8>) -> Self

source§

impl SuffixArray<usize>

source

pub fn from_hashed(buf: Vec<usize>) -> Self

source§

impl<T: Ord> SuffixArray<T>

source

pub fn search(&self, pat: &[T]) -> impl Iterator<Item = usize> + '_

パターン検索を行う。

Complexity

$O(|T|\log(|S|))$ 時間。

Examples
use nekolib::seq::SuffixArray;

let s: Vec<_> = "abracadabra".chars().collect();
let sa: SuffixArray<_> = s.into();

assert_eq!(sa.search(&['a']).collect::<Vec<_>>(), vec![10, 7, 0, 3, 5]);
assert_eq!(
    sa.search(&"abra".chars().collect::<Vec<_>>()).nth(1),
    Some(0)
);
assert_eq!(sa.search(&['a', 'e']).next(), None);
source

pub fn lcpa(&self) -> Vec<usize>

高さ配列を返す。

Examples
use nekolib::seq::SuffixArray;

let s: Vec<_> = "abracadabra".chars().collect();
let sa: SuffixArray<_> = s.into();
assert_eq!(sa.lcpa(), [0, 0, 1, 4, 1, 1, 0, 3, 0, 0, 0, 2]);
source

pub fn into_inner(self) -> Vec<usize>

自身を消費し、内部表現を返す。

Examples
use nekolib::seq::SuffixArray;

let s: Vec<_> = "abracadabra".chars().collect();
let sa: SuffixArray<_> = s.into();
let sa = sa.into_inner();
assert_eq!(sa, vec![11, 10, 7, 0, 3, 5, 8, 1, 4, 6, 9, 2]);
source§

impl SuffixArray<char>

source

pub fn search_str(&self, pat: &str) -> impl Iterator<Item = usize> + '_

パターン文字列検索を行う。

Examples
use nekolib::seq::SuffixArray;

let sa: SuffixArray<_> = "abracadabra".to_string().into();
let occ: Vec<_> = sa.search_str("ab").collect();
assert_eq!(occ, vec![7, 0]);
let occ: Vec<_> = sa.search_str("a").collect();
assert_eq!(occ, vec![10, 7, 0, 3, 5]);
assert_eq!(sa.search_str("e").next(), None);

Trait Implementations§

source§

impl<T: Clone + Ord> Clone for SuffixArray<T>

source§

fn clone(&self) -> SuffixArray<T>

Returns a copy of the value. Read more
1.0.0 · source§

fn clone_from(&mut self, source: &Self)

Performs copy-assignment from source. Read more
source§

impl<T: Debug + Ord> Debug for SuffixArray<T>

source§

fn fmt(&self, f: &mut Formatter<'_>) -> Result

Formats the value using the given formatter. Read more
source§

impl From<String> for SuffixArray<char>

source§

fn from(buf: String) -> Self

Converts to this type from the input type.
source§

impl<T: Ord> From<SuffixArray<T>> for Vec<usize>

source§

fn from(sa: SuffixArray<T>) -> Self

Converts to this type from the input type.
source§

impl<T: Ord> From<Vec<T, Global>> for SuffixArray<T>

source§

fn from(buf: Vec<T>) -> Self

Converts to this type from the input type.
source§

impl<T: Ord> Index<usize> for SuffixArray<T>

§

type Output = usize

The returned type after indexing.
source§

fn index(&self, i: usize) -> &usize

Performs the indexing (container[index]) operation. Read more
source§

impl<T: PartialEq + Ord> PartialEq<SuffixArray<T>> for SuffixArray<T>

source§

fn eq(&self, other: &SuffixArray<T>) -> bool

This method tests for self and other values to be equal, and is used by ==.
1.0.0 · source§

fn ne(&self, other: &Rhs) -> bool

This method tests for !=. The default implementation is almost always sufficient, and should not be overridden without very good reason.
source§

impl<T: Eq + Ord> Eq for SuffixArray<T>

source§

impl<T: Ord> StructuralEq for SuffixArray<T>

source§

impl<T: Ord> StructuralPartialEq for SuffixArray<T>

Auto Trait Implementations§

§

impl<T> RefUnwindSafe for SuffixArray<T>where T: RefUnwindSafe,

§

impl<T> Send for SuffixArray<T>where T: Send,

§

impl<T> Sync for SuffixArray<T>where T: Sync,

§

impl<T> Unpin for SuffixArray<T>where T: Unpin,

§

impl<T> UnwindSafe for SuffixArray<T>where T: UnwindSafe,

Blanket Implementations§

source§

impl<T> Any for Twhere T: 'static + ?Sized,

source§

fn type_id(&self) -> TypeId

Gets the TypeId of self. Read more
source§

impl<T> Borrow<T> for Twhere T: ?Sized,

source§

fn borrow(&self) -> &T

Immutably borrows from an owned value. Read more
source§

impl<T> BorrowMut<T> for Twhere T: ?Sized,

source§

fn borrow_mut(&mut self) -> &mut T

Mutably borrows from an owned value. Read more
source§

impl<T> From<T> for T

source§

fn from(t: T) -> T

Returns the argument unchanged.

source§

impl<T, U> Into<U> for Twhere U: From<T>,

source§

fn into(self) -> U

Calls U::from(self).

That is, this conversion is whatever the implementation of From<T> for U chooses to do.

source§

impl<T> ToOwned for Twhere T: Clone,

§

type Owned = T

The resulting type after obtaining ownership.
source§

fn to_owned(&self) -> T

Creates owned data from borrowed data, usually by cloning. Read more
source§

fn clone_into(&self, target: &mut T)

Uses borrowed data to replace owned data, usually by cloning. Read more
source§

impl<T, U> TryFrom<U> for Twhere U: Into<T>,

§

type Error = Infallible

The type returned in the event of a conversion error.
source§

fn try_from(value: U) -> Result<T, <T as TryFrom<U>>::Error>

Performs the conversion.
source§

impl<T, U> TryInto<U> for Twhere U: TryFrom<T>,

§

type Error = <U as TryFrom<T>>::Error

The type returned in the event of a conversion error.
source§

fn try_into(self) -> Result<U, <U as TryFrom<T>>::Error>

Performs the conversion.
§

impl<V, T> VZip<V> for Twhere V: MultiLane<T>,

§

fn vzip(self) -> V